庭の小さな生き物たち
庭の小さな生き物たち
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昆虫類
ちょうの仲間
3
(チョウ目)シジミチョウ科
シジミチョウは小形のチョウの仲間です。○○シジミとか××ツバメ等、知らないと
貝や鳥の名前かと思うものがあります。でも美しい色合いを持つ種類が多く、チョウ
好きな人を魅了している事でしょう。庭へも緑色のシジミチョウを招待したいところです。
↓
01I
ヤマトシジミ(1)
シジミチョウではごく普通に見られる種類で
しょう。このチョウは活動している時、通常は
表面を見せません。
↓01Ia
同 (2)
表面
この様に翅を広げている姿は、
早朝などに
日光浴で、体温を体温を
上げるときに見られ
ます。
P1-3(photo.2003.8.13)
g9(photo.2011.8.4)
↓
01I
b
ヤマトシジミ(3)
メスは上面が黒っぽく見えると言いますが、
現実には微妙でかなりむずかしい。
↓01Ic
ヤマトシジミの交尾
片方が、ずいぶん貧相にみえますが、オスと
メスで裏面の違いは明確ではない様です。
p1-4(Photo.2004.6.10)
p1-7(photo.2007.10.11)
↓
01T
クロマダラソテツシジミ
(1)
このチョウが現れたのは、他のチョウがほぼ
いなくなった11月下旬です。後1ヶ月早かった
らウラナミシジミと思い見逃したと思います。
↓01Ta
同 (2)
さらに翌年に現れた時は初冬12月1日でした。
強風の日で、風に飛ばされて、上手く着地
できず、難儀していました。
◎拡張ページ
g4x14(photo.2020.11.26)
g4x17(photo.2021.12.1)
ウラナミシジミは放浪癖が強く、庭へ来ても直ぐに飛び去って行きます。似た様な色の
ヤマトシジミが狭い庭を、うろうろしているのとは対照的です。
↓
01K
ウラナミシジミ(1)
見にくいのですが細い尾を持っています。
このチョウは、盛夏には見られませんが
晩夏から秋にかけて庭へやって来ます。
↓01Ka
同 (2)
裏面(別個体)
ピントが甘いのですが裏面の写真が撮れま
した。花はヤナギハナガサで、いろいろな
虫の集合場所です。
◎
拡張ページ
p1-5(photo.2005.11.3
p1-8(photo.2008.10.7)
↓
01J
ウラギンシジミ(1)
♂
チョウも赤系統のカラーが入るとページが華や
かになります。でも秋のチョウは生活の苦労が
にじんでいます。
l裏面の銀色は拡張ページで。
↓01Ja
同 (2)
♀
メスはずっと地味な色合いですが、模様の
オスと似ています。
このチョウは3月下旬の写真ですから、
成虫で越冬したものかも知れません。
◎拡張ページ
p1-6(photo.2006.9.25)
p1-8(photo.2008.3.21)
ベニシジミもそんなに多くは庭へやって来ません。最近で記憶があるのは写真の2回
だけで、以後遭遇していません。
↓
01L
ベニシジミ(1)
野外では時々見かけますが、これが庭での
初めての出会いでした。葉はスイカです。
↓01La
同 (2)
(別個体)
これは夏の日の夕方です。"夏は黒っぽくなる"
と書かれていますが、かなり模様が違います。
p1-4(Photo.2004.6.19)
p1-8(photo.2008.7.14〜20)
↓01Lb
同上
(3)
(裏面)
上(01La)の裏面です。
p1-8(photo.2008.7.14〜20)
青色系統のシジミチョウはたくさんいますが、この青紫色に輝く斑紋を持ったチョウは
多くはありません。こんな綺麗なチョウが、庭へ二種類も来てくれるのは嬉しい事です。
でもツバメは時々やってきますが、シジミの方は写真の時の以来遭遇していません。
↓
01M
ムラサキツバメ(1)♂
西方系のチョウで、最近関東でも増えていると
言いますが、未だあまり目にしません。
オス、メス共に尾を持っています。写真のオスで
は尾の先端が白いのが分かります。写真は
秋で、木は紅葉が始まったコナラです
↓01Ma
同 (2)♂
裏面
(別個体)
尾(尾状突起)は、欠損することも多く、この
オスも右側がありません。後翅の下辺に
黒色の着色が見られますガ、本種オスの
識別点でもある様です。
◎拡張ページ
p1-2(photo.2002.11.9)
g3(photo.2010.11.10)
↓01Mb
ムラサキツバメ(3)♀
メスは青紫色の前翅が美しい。後羽にも現れる
がほんの少しらしい。
あの大形のどんぐりの実につけるマテバシイを
食樹とします。これも秋の写真で、木は小さな
クスノキです。
↓01M
c
同 (4)♀
裏面(別個体)
裏面は地味ですが、シジミチョウは通常裏面
しか見せません。羽を広げているのは、いず
れも日向ぼっこをしているところです。
この写真を見ると、模様はオスの方が、
はっきり出ているようです。
p1-5(photo.2005.11.28)
p1-8(photo.2008.10.21)
↓
01N
ムラサキシジミ(1)
大きさも、色合いも前種とそっくりですが、、
尾が無くオス、メス共に前羽、後羽共に
明確な青紫色の斑をもっています。
これはオスだと思われます。
↓01Na
同 (2)
裏面
裏面の黒っぽい斑紋は明確さを欠き、特にオス
では薄い様です。前翅の先端部分が少し突出
しています。これは通常翅を開きませんから
前種との大切な識別点になる様です。
p1-8(photo.2008.11.5)
カット
p1(photo.2008.3.27)
↑CT03 シュンラン (庭の植栽)