庭の小さな生き物たち
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ヒメマダラナガカメムシ
(
09Sex)
(カメムシ目 -ナガカメムシ 科)
夏も終ろうとしている8月の末に、4本ほど群生していたフウセントウワタの葉陰に
綺麗なカメムシを見つけました。全部で4匹しかいませんでしたが、そのうちの2匹が
これでした。残りの2匹はヒメジュウジナガカメムシでした。
4日間ほど見られましたが、この花の群落がお気に入りで、他の花へは一度も移動
しなかったようです。
大きさは頭部先端から翅の末端まで(体長ではない)約 11mmほどです。(末尾参照)
g44(photo.2014.8.29)
↓09Sbl
フウセントウワタの蕾の傍でアブラムシと一緒です。
↓09Scl
↓09Sel
この辺りで何を食べているのか良く分かりませんが、これは口吻を伸ばしてフウセン
トウワタの花蜜を吸っている様です。
g45(photo.2014.8.30)
↓09Sdl
この写真を見ると、長い口吻で葉に付いたアブラムシの分泌物(甘露)を吸ってい.る
或いはなめている様にも見えます。
↓09Sl
この虫の右前肢の先端に付着している、あめ色の物体、他でも見た記憶があります。
そうです、
ルリチュウレンジ
のつま先にも付いていました。一体何でしょう。
フウセントウワタの花の構造物かもしれません。
↓09Sfl
似た種類も多く、上面の模様の変異もあり、識別は注意が必要だが、下面の色や模様の違いが
分かると識別の決め手になる様です。
↓09Sg
↓09Sh
スケール用写真を作ってみました
虫が止まっていた左の写真の葉を切り取って取って、メジャーと共に撮った写真が
右です。右の写真で主脈近くの二つの汚点の距離を測り、その長さと虫の長さを
比例関係から求めました。結果は、頭部先端から翅の末端まで(体長ではない)
約 11mmほどでした。もちろん、測定時はもっと拡大した写真でやっています。
この方法で大きさを推測する時の注意点は目印(この場合は汚点)もメジャーも
できるだけ虫に近い部分を使う事です。