庭の小さな生き物たち 
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ハマオモトヨトウ(14Nex)
(チョウ目 - ヤガ科)
  ハマオモトとは一般にハマユーと呼ばれる、海岸近くで見られる花ですが、この庭ではアガパン
  サス(ムラサキクンシラン) (一部はシロバナヒガンバナ)についていました。どちらもヒガンバナ科
  の花です。アマリリスもありますが、季節の関係や、元気の良さでこの草を選んだのでしょう。
  この虫は南方系の虫で、北上中ですが、未だ関東では多くはないでしょう。
  余談ですが、この名前を見ると、ハマユーはハマオモトが標準和名であろうと思われます。
  (2021.12):Rev.55(2019年10月3日改訂)記載の一部に誤りがあったので訂正しました。
g78(photo.2021.10.23)
↓14Nhl
  この葉はシロバナヒガンバナの葉で、虫の小さい方が2cmほどの虫で、大きい方が終齢と
  思われる幼虫です。糞も大きく大量です。
ハマオモトヨトウ幼虫の拡大写真9
↓14Ngl
  写真右側の芝の中にはスミレの株が5〜6株あって、ツマグロヒョウモンの幼虫が育っています。
  そして左側のコンクリートはブロック3枚分で約60cm幅で、その向こう側は この虫の食草のヒガン
  バナとシロバナヒガンバナ、アガパンサスが植えてあります。写真は双方の終齢幼虫が、サナギに
  なるために食草を離れてサナギになる場所を探している時に鉢合わせしたところです。  
  このガとチョウの幼虫が同じ倍率で成虫になると仮定すると、ハマオモトヨトウの成虫は相当の
  大きさになりそうです。でもこの成虫、幼虫ほどの綺麗さはないようです。
ハマオモトヨトウ幼虫の拡大写真8
            
g78(photo.2021.10.20)
↓14Nfl (末尾の14blの訂正)
  他の虫の幼虫でこの様な事をするのを見た事はありませんが、この虫は葉の薄い表皮の中に
  潜り込んで、葉のなかのやわらかい葉肉を食べています。糞をしながら長時間こうしている
  のでしょう。でも全部の虫が、これをやるのではなさそうです。
ハマオモトヨトウ幼虫の拡大写真7
        
g78(photo.2021.10.19)
↓14Ndl  ↓14Nel
大きな幼虫があらわれました-同じ個体です
ハマオモトヨトウ幼虫の拡大写真5 ハマオモトヨトウ幼虫の拡大写真6
          
g65(photo.2016.11.29)
↓14Ncl
  前も後ろも端がオレンジ色で前後が良くわかりません。白い模様の
  組み合わせを見て、次の写真を見ればわかります。
  以下の写真は大きく写っていますが、いずれも長さで2〜3cm程度です。
ハマオモトヨトウ幼虫の拡大写真4

↓14Nl 
  白い模様が大小の組み合わせになっていますが、大きい白い方が頭部です。細い葉は
  シロバナヒガンバナです。
ハマオモトヨトウ幼虫の拡大写真3
↓14Nal
ハマオモトヨトウ幼虫の拡大写真2
↓14Nbl
下記の事は全くの間違えでした。後日訂正します。(2021.12)
 この葉の上で蛹になるのでしょう。この葉を切り取って虫篭に入れて
 おけば、成虫も見られたのでしょうが、自然に見られるのを待ちま
 しょう。紹介ページで終齢としたのは、仲間の中で、蛹になろうと
 している、この虫がいたからです。(紹介ページ修正済み)
 2023年4月訂正(訂正はこちらから)
 ここで最初の間違えは、このムシは長さ25〜30mm程度で、よく見る
 ヨトウガの幼虫程度で終齢幼虫と思った事。次の間違えはこの写真が
 ここでサナギになろうとしていると考えたことです。実際には、さらに
長さで2倍ほど、まで育ちました。この写真は25〜30mm程度です。
ハマオモトヨトウ幼虫の拡大写真1