ワタヘリクロノメイガの拡張ページ-庭の小さな生き物たち-

ワタヘリクロノメイガ(14Iex)

(チョウ目 -トツガ科)

前種でも書きましたが、トツガ科のノメイガ亜科の種は、農作物の害虫とされる種も多い
様です。この種の幼虫の狙いはウリ科の作物が主で、葉ばかりでなく、実まで食べる
らしい。庭のゴーヤでも食べていたのかも知れません。
地味な色や模様が多く、識別が難しいガの中でもこんな分かりやすい、模様を付けた
ガもいました。一見して富士山を思い浮かべます。和名のワタは腹部先端に綿毛を
付けている事、ヘリクロは富士山ではなく、その周囲の黒色に注目した命名の様です。

g65(photo.2016.10.30)

↓14Il

　　この模様、見事な富士山になっているのは、翅だけではなく腹部まで、きれいな薄い

　　空色で塗りつぶされているからです。

↓14Ibl

↓14Ial

　　後翅の下から出ている富士山と同色の触覚より太い物は、後肢でしょうか。

　　かなり長いですね。