庭の小さな生き物たち
 庭の小さな生き物たちアブの仲間(1) 拡張(写真)ページ

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コマバムツホシヒラタアブ(11Iex)
(ハエ目 - ハナアブ 科)
  このアブのホシは、流れホシか箒ホシか、普通の星ではなさそうです。数が少ないのか、
  この庭では出遭えない年もあるし、遭遇しても年に1〜2回程度です。
  このアブは暑いのが嫌いなのか夏場は山の方へ避暑に出かけているらしく、この辺りでは
  並みのアブが少なくなる、11月の後半以降で、寒くなる頃から出現する様です。 
  こんな生活パターンが、出遭する機会を少なくしている一因かも知れません。
  掲載が遅くなったのは、これも含め、腹に星があるヒラタアブは同定困難種で、この
  アブにも似た 種がいると言う事でカタカナで掲載する自信がなかったからです。
  ぼけた写真が多いのですが、"かなり来ていますよ"と言う参考写真程度に見て下さい。
g13(photo2011.11.,22)
↓11Ibl
   暑いのは苦手にしては、胸部側面に白毛を蓄えて、暖かそうに見えます。
   このアブ、紋の印象が少し違います。星(紋)の下側が直線の様に見える感じがします。
コマバムツホシヒラタアブの拡大写真1
         
g14(photo.2011.12.4)
↓11Icl
紹介ページの11I の拡大です。虫は大きくて、飛んでいればかなり目につきます。
 コマバムツホシヒラタアブの拡大写真2
             
g15(photo.2011.12.12)
↓11Idl
この花は普通のキクでありません。
コマバムツホシヒラタアブの拡大写真3
↓11Iel 上と同一個体です。
コマバムツホシヒラタアブの拡大写真4
            
g15(photo.2012.1.5)  
↓11Ifl
1月5日出現で、すでに他のアブは、ほとんと゛見られません。
コマバムツホシヒラタアブの拡大写真5
       
g38(photo.2014.4.2)
↓11Igl
   他の個体が初冬から冬にかけて現れているのに、この個体だけ、桜が満開の頃に
   やってきました。でもこの花は桜ではありません。
コマバムツホシヒラタアブの拡大写真6
           
g51(photo.2014.11.30)
↓11Ihl
   サルスベリの根から出た枝?の最後の葉も紅葉して、明日から12月です。
   ピンボケですが、記録写真としての掲載です。
コマバムツホシヒラタアブの拡大写真7
                
g51(photo.2015.2.13)
↓11Iil
  こちらは2月13日で、この頃、通常ハナアブが飛んでいるとは
  思えません。このアブは星の印象が少し違います。火球の核の
  部分が丸く膨らんでいません。
  大量のアブラムシにやられて元気のない、モチノキの葉の幅が
  アブの腹部の影の辺りで約20mmてす。
コマバムツホシヒラタアブの拡大写真8
            
g59(photo.2015.12.31)
↓11Ijl
15年は暖冬で、大みそかにツバキが咲いていました。
コマバムツホシヒラタアブの拡大写真9
↓11Ik
コマバムツホシヒラタアブの拡大写真10
↓11Ill
  この種によく似たアブに、南方系のワタリムツホシヒラタアブという種がいます。
  見分けるポイントは、ワタリの腹部下面には黒い斑紋がある事の様です。.
  温暖化中でもあるから、そのうちこの辺りにもやって来るでしょう。
  その時のために、下面の写真を撮る事にました。
  といっても、素人は捕まえる事はできませんので、飛んでいるときの写真に挑戦
  です。下の3コマがそれです。
  コマバは少し黒っぽい程度だと思っていたので、意外に黒くて落胆しました。
  コマバにもにも個体差がある様ですが、こんなに黒くては目視での判定は
  できません。少ないデータで見ると、ワタリの黒班もこんな感じですが、斑紋の
  周囲がぼける事はなく、四角く、ばっちり黒いのです。さらにワタリの胸部背面は
  もっと黒い様に見えます。ここに並べた写真の中では、最初の写真(11Ibl)が
  ワタリに一番似ている様に思えます。
  この腹面の写真は、ホバリングしているアブの下へ、コンパクトC.を差し出して
  適当に向きを合わせて撮ったものです。この時期、咲いている花も少なく
  このツバキの周りにしばらく留まっていたので、何とか撮れたものでしょう。
コマバムツホシヒラタアブの下面の写真1
↓11Iml
コマバムツホシヒラタアブの下面の写真2
↓11Inl
コマバムツホシヒラタアブの下面の写真3