庭の小さな生き物たち
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ホソヒメヒラタアブ
(11Aex)
(ハエ目 -ハナアブ 科)
キタヒメヒラタアブとホソヒメヒラタアブは体色や模様は同じで、違うのは大きさだけ
だと言います。これでは素人は「ホソヒメヒラタアブを見た」なんて言えません。
そこで、ここでは、この庭で一番小さいと思われるサイズのヒラタアプと同等サイズ
(おおよそ7mm前後以下)のヒラタアプをホソヒメヒラタアブと呼ぶ事にしました。
以下は小さなヒラタアプのサイズを測って、ホソヒメヒラタアプ探しの写真です。
余談ですが、このサイズのアブは、春先にごく普通に見られます。
サイズを測る方法は、目で見える方法でなければなりません。
一番分かり易い方法は、アブとメジャーを一緒に写真に撮る事です。でもこれは相手は
飛ぶから、かなり難しい方法です。(仮に直接測定と呼びます)
もう一つは止まっていた場所の近くの目印となる、2点をメジャーの写真で測定して比例
関係で計算して大きさを推定します。(仮に間接測定と呼びます)
二番目の方法は、写真を撮った後、アブがいた場所に、メジャーを置いて写真を撮り、
パソコン画面上でで同じサイズに出来れば、画面上のメジャーで直接測定する事と同じ
意味です。
それでは、庭で見られる一番小さいヒラタアプの大きさ測定に挑戦です。
g23(photo.2012.11.9)
↓11Acl
この写真は、菊の花に来た小さなメスのヒラタアプをメジャーと
一緒に撮ったものです(直接測定)。アブとメジャーの平面上の
傾きが少し違いますが、大きな誤差にはならないでしょう。
この写真の様に虫とメジャーの平行がずれて、目測ができない
時は、別のメジャーで画面の虫の長さを計って、その長さをで
画面のでメジャー計ります。
この日のメス、オスは紹介ページのメスと同一個体てす。
↓11Abl
上と同一個体を別の場所で撮影したものです。
同じ日、同じ菊に来た小さなオスのヒラタアブを間接測定で調べてみました。このオスすも
紹介ページのおすと同一個体です。
↓11Adl
11Ael
アブの頭部左側のおしべの先からから花びらの
おしべから先端までの写真のメジャー上の
先端までの写真上(画面)の長さ)=71mm。
長さ(実長)=15mm
同じくアブの体長の写真上の長さ=33mm
この数値からアブの体長を計算すると
体長=15×33/71=6.97 約 7mm
今、二枚の写真の花はほ
ぼ
同じ大きさに調整してしてあります。左のアブの画面上の大きさを
紙などに印をつけるか、別の物差しで大きさを測って、その長さを右の写真のメジャーで計れば
ほぼ同じ結果が得られるでしょう。
この方法でも、1.カメラの方向をできるだけ同じにする。2.アブとメジャーをできるだけ同一
平面に配置する。等に注意すれば、それなりの結果は得られるでしょう。でも外は風が吹いたり
するとかなり困難です。自宅の庭向きです。
↓11Al ♂
紹介ページのオス=この計測のモデルの拡大写真です。
↓11Aal ♀
紹介ページの=この計測のモデルのメスの拡大写真です。
g25(photo.2012.11.16)
↓11Afl
ほぼ同一サイズと思われる小さなアブです。オスですが模様が
少し違います。