庭の小さな生き物たち
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ヤニサシガメ(09Pex)
カメムシ目-サシガメカ科
  このカメムシは松林やその周辺で多く見られる様です。庭にある針葉樹はマキが
  2本、1mほどの実生のクロマツが2本、不明種が1本だけです。当然何処かから
  飛んで来たはずですが、近所の松林もほとんどなくなりました。きっとかなり
  遠くからの遠征でしょう。このあとは何処かへと飛び去りました。
  写真は全て一個体、一日、一時のものです。
g29(photo.2013.5.14)
↓09Pbl
  遠目ではシマサシガメの様に見えましたが、近くで見れば、幅は広いし、ごつごつして
  いるし、ツヤもあるので、一見して別種とわかりました。紹介ページでも書きましたが、
  針葉樹のヤニを体に塗りつけているのが確認されている様です。そのヤニでツヤが
  あるのかも知れません。
ヤニサシガメの拡大写真1
↓09Pcl
  どうして、松脂(やに)を塗りつけるのか、はっきりした事は
  分かっていない様ですが、虫が生きる残るために一番
  大切な事、「捕食者から身を守る」ためではないかと
  思われます。松ヤニ臭い虫を食べる鳥はいないでしょう。
  でもこれは人間の感覚かな…。
ヤニサシガメの拡大写真2
↓09Pl
花に怪虫で…。この花がまだ咲いていないのが残念でした。
ヤニサシガメの拡大写真3
↓09Pdl
貫禄十分
ヤニサシガメの拡大写真4
↓09Pel
  迫力はありますが、いずれの写真も黒い体に黒い足で、見分け難くイライラする写真です。

↓09Pf
スケール写真.