庭の小さな生き物たち 
 庭の小さな生き物たちトンボの仲間 (3) 拡張写真ページ

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アジアイトトンボ(03Kex)
(トンボ目 -アオイトトンボ 科)
  このトンボは、アオモンイトトンボと良く似ているのですが、成熟したオスなら、"これがこうなら
  アジアだ"と言う特徴があって、素人でも識別できるのですが、メスの場合は、際立つ、それが
  ないので、すっきりした識別ができません。  
  2014年は庭で、イトトンボに4回遭遇したのですが、いずれもアジアイトトンボの様で、3回が
  メス型でした。こんなにたくさん出てくる等、全く予想外でした。、
  ここでは、「オスも来ているし、メスもアジアである可能性が高いであろう」 と言う判断で一緒に
  掲載しました。実体はアオが少し小さいらしいが、写真では分かりません。色も多彩で戸惑います。
紹介ページ写真の整理に伴い、旧写真を移動したものです 
↓03F いととんぼの仲間
 このサイトを開設しして間もない頃、イトトンボの写真は
 これしかなくて、"イトトンボも来たよ"という証しとして
 掲載したものです。
 その後、他のトンボも来たので、移動先としてここを
 選びました。ほんのり見える色合いから、このアジヤ
 イトトンボを想定できるからです。
このトンボが見えるでしょうか?
安物の全自動カメラでは、どうしてもピントが
合いませんでした。ほとんど見えませんがホ
ソミオツネントンボより緑っぽい色合いです
イトトンボのピンボケ写真
pc1-4(photo.2004.8.17)
↓03Kb
学名ならともかく、標準和名ならもう少し
似合った名前が良いですね。例えばモエギ
とか、アマイロ(天色)イトトンボとか。
末尾に拡大写真をいれました。
アジアイトトンボの写真3
g11(photo.2011.6.23)
g72(photo.2018.8.9)
↓03KJl
  アジアイトトンボばかりがやってくると思っていたら、今度はオス、メス一緒にやって
  きました。でも、産卵は何処でするのでしょう。近くに産卵できそうな水場は思い
  つきません。庭のビオトープには、すでにオオシオカラトンボが産卵済みで、ヤゴが
  育っているでしょう。
アジアイトトンボ交尾の拡大写真2
↓03KIl
  これならば、オスがアジアならメスもアジアになるのです。
  このトンボの成熟したオスは、8節と10節の下半分が青白色と言うことですが、8節の方が良く見えない、
  ので、この部分をアップしてみました。次の写真がそれです。
  なお、1節、2節も分かりにくいのですが、この写真で見れば、オスの1、2節は真っすぐ伸びて、3節が
  上に曲がっています。メスの方は、下のアップ写真出見ると良く分かります。3節が水平方向に伸びています。
アジアイトトンボ交尾の拡大写真1
↓03Kiu
  無理して伸ばしましたが、この個体について見れば、下面は全体が白で、8節と10節の
  側面の下半分が青白色、8節は節長の1/4程が青白色という表現になります。
  ただ、個体差や成熟度の違いによって識別ポイントも変化があることを念頭に見ましょう。
アジアイトトンボ交尾のアップ写真
g47(photo.2014.9.28)
↓03Khl 成熟したオス
  最初のオスよりさらに成熟すると、胸部が青みを増してくるのか、初めから色が違うのか、
  分かりません。ネットで見るとアオに比べて、アジアの方が腹部の長さの比率が大きい様
  に見えるので、上手く写真を撮って数値化すれば、同定の一助になるかも知れません。
  また、アオのオスについて見れば、特に8〜10節が寸詰まりの様に見えます。ならばメスは?。
アジアイトトンボおすの拡大写真3
           
g47(photo.2014.9.27)
↓03Kgl 成熟したメス
  上と良く似ていますが、上より10日ほど後なので、別個体と思われます。次の写真に書いた
  8〜9節の寸詰まりは見られません。
アジアイトトンボめすの拡大写真5
             
g45(photo.2014.9.16)
↓03Kfl 成熟したメス
ビントがあまいのですが眼後紋が青っぽく写っています。
アジアイトトンボめすの拡大写真4
↓03Kel 上と同一個体
アジアイトトンボめすの拡大写真3
                
g41(photo.2014.6.29)
↓03Kdl メスの未熟の個体
  未熟と言っても成虫ですが、この頃は繁殖しない様です。最初の写真を見ると、もう少し
  オレンジ色が薄れると繁殖もできるのでしょう。
  このメスは、(アオモンイトトンボと) どちらとも言えず、Web上で言われている、幾つかの
  特徴の両方を持っている様でお手上げです。ただ眼後紋が目立たないので、アジアかな
  とも思えます。未成熟のメスの眼後紋は後頭部のオレンジ色と似た色で、成熟とともに
  青っぽく変化するらしい。   
    眼後紋=二つ下のオスの写真(03Kal)の、頭部複眼の後部に見える一対の青い紋。
    種によって色の違いがあって、識別に意味を持つ場合があるらしい。
アジアイトトンボめすの拡大写真2
↓03Kcl 上と同一個体
アジアイトトンボめすの拡大写真1
              
g11(photo.2011.9.8)
↓03Kal 成熟したオス
  このトンボは成熟すると、腹部の9節が青白色になり、その前後の節 (8と10節) の下半分が
  青白色になります。トンボの腹部は節が10個あって、一番先端が第10節です。
  これと似ているアオモンイトトンボは、8節が青白色、9節の側面下半分が青白色です。
  ただ、アオの8〜10節は、アジアほど長くない様で要注意です。
アジアイトトンボおすの拡大写真2
↓03Kbl 上と同一個体
  伸びた芝に止まっていて、少し離れると見つけられません。
  上の写真共々、コバルト色の眼後紋が良く写っています。
アジアイトトンボおすの拡大写真1