庭の小さな生き物たち
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種の同定ができないトンボ(03J)

はねびろとんぼ と判明

(トンボ目 - トンボ 科)

(2010.10.13)庭を飛び交う数匹のウスバキトンボの群の中に、一匹だけ妙に胴体が太く 　　　見えるトンボがいました。このトンボは一度も止まる事がなく20分ほどで飛び去って 　　　しまいました。大きさはウスバキトンボより一回り大きく見えました。 　　　飛翔中の写真を何枚か撮りましたが、大部分がぶれたりピント外れで、何とか見られ 　　　そうなのが、下の写真です。現在のところ種の同定ができていません。 　　　色は肉眼で下方から、見ただけでほとんど判別できませんでしたが、写真を見ると 　　　赤とんぼという感じです。 名前がお解かりの方、ご教示ください。 　　2011年8月31日記　 　　判明しました。名前はハネビロトンボ。ただ近縁種も幾種がいるので、ひらがなとします。 　　ハネビロトンボは南方系のトンボなのか、西日本では少なからず見られる様です。 　　ウスバキトンボと似た様な生存パターンを持っているらしい。ただ、より南方系なのか、 　　神奈川県あたりでは珍しい部類に入ると思われます。 　　しかし、ナガサキアゲハ等と同様に北上中と考えるのが妥当なのかも知れません。 　　又、別種か亜種か個体変異なのか分かりませんが、ヒメハネビロトンボと言って、後翅の 　　褐色部中央の淡色部を欠く種類もいるそうです。

g3(photo.2010.10.13)
↓03Jl ↓03Ja 　後翅基部に濃い褐色の部分があり、さらに、その 　中央部に淡色(黄褐色)の斑紋がある。 　前翅は基部 に僅かな着色が見られるが、ほとんど 　透明。 　胸部側面に斜めに太い模様黒線が一本みられる。 　腹部の先端が少し黒っぽい様にも見えます。 　　　 ↓03Jb ↓03Jc 　少しでも止まってくれれば、それなりの写真が 　撮れたと思うのですが、得難い機会だったのに 　残念です。 　当然ながら左側の後翅基部にも、右側と同様の 　濃い褐色と淡色部が確認できます。翅の欠損 　ではない様です。 ↓03Jl2