旧跡探訪
(旧二十四)   野仏群(四) 菩薩(八)(道祖神)庚申塔(十三)  部分の拡大写真

左側年号部分  菩薩(八)(道祖神) 右側上部
茅ヶ崎市芹沢にある道祖神の部分拡大写真 茅ヶ崎市芹沢にある道祖神の写真
 幾つかに割れてしまったので、修理して頂きました。
 その時、お顔も化粧直しです。

 
茅ヶ崎市芹沢にある道祖神の部分拡大写真
 
文字の大きさから、ここには
相州芹澤村でしょうか
 茅ヶ崎市資料(末尾参照)では、享保二丁酉正月吉日
 書かれているのですが、写真では読めるのは吉日らし
 い文字だけです。
  同資料(末尾参照)によれば、相州芹澤村口久と刻まれている
  はずですが、何とか読めるのは相だけです。
↓ 台座 ↓ 右側下部
茅ヶ崎市芹沢にある道祖神の台座の拡大写真
 夏の写真で見ると、石臼に載っている様にも見えます。
 良く見ればずいぶん立派な台座です。何か彫られて
 いる様にも見えますが、蓮華だったら立派ですね。
 この立派な座はやっぱり仏様でしょう。
茅ヶ崎市芹沢にある道祖神の部分拡大写真
 →右側の下部にも何
 か書かれている様で
 すが、後年、真ん中で
 折れる事を想定して
 いた様で、少し不自然
 です。

左側月日部分   庚申塔(十三) 右側年号部分
茅ヶ崎市芹沢にある庚申塔の部分拡大写真 茅ヶ崎市芹沢にある庚申塔の大写真

   中央に庚申供養塔。
   右側に年号、左側に月日。
   左右側面は写真がありません。
茅ヶ崎市芹沢にある庚申塔の部分拡大写真
 月は八月,日は十三日。
 年号は右の様に
 明和五戊子年八月十三日と読めます。
 この年は1768年です。
戊子: つちのえね
 年号は 「?和五?子年」が読め
 ます。子年が五年の年号は
 明和です。そしてこの年は
 戊子年になります。

 その他の遺物
道祖神の左側の石塊 庚申塔の右側の石塊
茅ヶ崎市芹沢にある道祖神の周囲の遺物の写真
 古い宝塔の一部の様に見えます。

 →手前左は割れてしまった石臼の様です。石臼は大切な
  食料を作ってくれる道具で、神様が一緒にいるのでしょう。
  壊れたり不要になっても、 捨てずに道祖神庚申塔、
  お稲荷さん等に納めてあるのを良く見かけます。
茅ヶ崎市芹沢にある庚申塔の周囲の遺物の写真

 奥の方形のものは五輪塔の地綸、手前右はその火綸
参考文献→参考文献3(茅ヶ崎市教育委員会資料)