旧跡探訪
(旧二十)   菩薩 (六) (道祖神)   部分の拡大写真

茅ヶ崎市内の道端にある菩薩像整理番号6の部分写真

↑ 持物
     蓮華座に乗っているし、右脇に彫られている文字などから、仏像として載せたのですが…。
     手に持っている物は、小さな錫杖(しゃくじょう)かと思ったのですが、斜め上に伸びてその上に
     何やら飾り物が付いている様です。全体を見ると神事に使われる、御幣(ごへい)の様にも見え
     ます。ことによると、蓮華座に載った神様かも知れません。 
      
↓ 像の左側の文字 ↓ 像の右側の文字
茅ヶ崎市内の道端にある菩薩像整理番号6の左脇文字の写真
茅ヶ崎市内の道端にある菩薩像整理番号6の右脇文字の写真
 上部に年号が ? 保十二未正月日とその下に
 三堀重三良と名前が刻まれています。?については
 十二年が未(ひつじ)年で保がつく年号は享保
 (きょうほ)です。享保十二年は西暦では1727年に
 なり、あと15年ほどで江戸時代の半ばになる頃です。
 推測も含めて
   法(?) 為先祖護(?) ? 霊菩提  
 法と護をかなり想像を逞しくして読むとこうなります。
 或いは割れて修理した部分に"妙"があったのかも
 知れません。
  名前の三堀という姓のお宅はこの付近に多く、いずれかのお宅のご先祖様でしょう。